2019年10月:労務・税務スケジュール

  • 2019年9月30日公開

こんにちは。日本クレアス社会保険労務士法人です。

厚生労働省の発表によると、求人企業がハローワークに提出する求人票の内容と実際の労働条件が食い違っている件数が、6,811件(2018年度)となり、前年度から20%も減少したそうです。2014年が1万2,252件だったそうなので、ほぼ半減となっています。

食い違いの内訳をみると、多い順から「賃金」「就業時間」「職種・仕事の内容」となっており、産業別では多い順から「医療・福祉」「卸・小売り」「製造業」となっています。
このように食い違いが減少している理由のひとつに、【労働条件変更の際の明示義務】【求人票等による募集時の明示時効の追加】【罰則等の強化】など、職業安定法の改正(昨年1月の施行分)があるようです。

人手不足は落ち着いたところも多いようですが、業種によってはまだまだ猫の手も借りたい場合も多いでしょうから、求人にまつわるトラブルは少しでも避けたいところですね。

それでは10月の業務スケジュールを紹介します。ぜひご覧下さい。


●○●2019年10月の労務・税務スケジュール○●○

2019年10月10日(木)

・源泉徴収税額・住民税特別徴収税額 → 郵便局または銀行へ納付

・雇用保険被保険者資格取得届<前月以降に採用した労働者がいる場合> → 公共職業安定所へ提出

2019年10月31日(木)

・個人の道府県民税・市町村民税<第3期分> → 郵便局または銀行へ納付

・労働者死傷病報告<休業4日未満、7月~9月分> → 労働基準監督署へ提出

・健保・厚年保険料 → 郵便局または銀行へ納付

・健康保険印紙受払等報告書 → 年金事務所へ提出

・労働保険料<延納第2期分> → 郵便局または銀行へ納付
 
・労働保険印紙保険料納付・納付計器使用状況報告書の提出 → 公共職業安定所へ

・外国人雇用状況(雇用保険の被保険者でない場合)<雇入れ・離職の翌月末日> → 公共職業安定所へ届出